カメラボディ:EOS 20D

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EOS 20D

目次

概要

EOS 10Dから1年半、10Dで最大の問題点であった応答速度の改善を行なったことで使い勝手が大幅に向上したまさに新世代のデジタル一眼レフと言うにふさわしいボディ。

実に気持ちのよい反応を見せてくれるカメラで、10D以前を「オールド」と呼ぶことに素直にうなずいてしまいます。

また、このカメラより、中級機でも EF-S レンズが使用できるようになったことで、EF-S レンズの本格的な普及がはじまることになります。

同時発売のEF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM や、少々遅れて発売された EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM、EF-S で唯一となる EF-S 60mm F2.8 MACRO USM など、現在でも名レンズに名を連ねるレンズ群がこの20Dにあわせるように次々と発売されました。チープなイメージの強かった EF-S レンズの見直しが始まることになります。

また、撮像素子のサイズもフルサイズよりは APS-C サイズが主流となることが明確に打ち出されたことにより、SIGMA や TAMRON などからもデジタル対応(実際には APS-C のみへの対応)レンズが多数発売されることになります。

まさに新たな時代を開いたカメラと言って良いように感じられます。

仕様等

仕様については、キャノンのウェブサイトを参照してください。

メディア

保存用のメディアはキャノンのデジタル一眼の共通とも言うべきコンパクトフラッシュとなります。当方手持ちのコンパクトフラッシュで確認した範囲では、8Gまでのメディアはまったく問題なく使用可能でした。

画素数

3504×2336=8,185,344 で、820万画素と呼ばれるセンサーを使用しています。

20D の半年後に発売されるKiss Nで使用された800万画素のセンサーとは別物で、一世代前の10Dと無印がほぼ同じセンサーを使用していたのとはまったく異なる組み合わせとなりました。

ISO感度

画素数の向上と大幅な処理速度の向上と言う二つの命題をクリアするのは相当に困難だったようで、EOS 10Dからの画質の向上は1年半と言う期間では無理だったような印象があります。

以下にISO100~3200までのサンプルを示します。

ISO-100 ISO-200 ISO-400 ISO-800 ISO-1600 ISO-3200

ISO感度が高くない状態でもなんとなくノイズが乗っているような印象があるのが一番気になるところ。とはいえISO-1600あたりまではなんとか耐えていると言う感じ。常用ISO-1600と言うことはかろうじてクリアできていると言うところでしょうか。

省電力

とにかくびっくりするほど省電力のボディです。

メーカーのウェブサイトでは、BP-511Aフル充電から1000枚とされていますが、当方でBP-511Aを使用して撮影を行なった際には軽く1400枚ほど撮影できています。EOS 10D時代のBP-511よりも容量が増えて(25%増)いますが、それにしてもいつまでたっても電池がなくならないのに驚いたほどです。

テスト条件がメーカーとは違うと言う点もあるのかもしれませんが、10D時代はだいたい650枚と言われており、その程度で実際に電池も切れていたことを考えると20Dの省電力の度合いは目をみはるものがあるように感じます。

作例

Canon

SIGMA

TAMRON

リンク

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